梅雨前のバラのお世話ーニームオイルと木酢液の噴霧ー
6月に入ってさすがに雨の日が増えてきました。
以前は雨が降ればすぐにアブラムシがふわふわと飛んできてバラに引っ付いていたのですが、今年はあまりくっついていません。
耐寒気温が寒い?
先日など夜間の気温が5℃となっていました。
もしかすると昨年よりも全体的に寒い日が多いかもしれません、そのせいでアブラムシや害虫たちの動きが鈍いのかもしれません。
今年はバラや我が家の庭の害虫はまだ少ない、というかほとんどいないんですが、街路樹やくさむらにドクガの毛虫によく似た毛虫がたくさん湧いております。
よく言われ警戒される「チャドクガ」ではなく「ドクガ」、どれだけ人間に影響があるものかわかりませんが、気分の良いものではないのでどうにかいなくなって欲しいものです。
そう思っていたら、先日ころから市の草刈りが始まったようです。
これでいくらか落ち着いてくれたらいいなと思います。
今日は梅雨前のバラのお世話ということで、実は一度目の作業自体は2週間ほど前に行っておりました。
先々週は今時期とは打って変わって雨天がほぼなく、比較的天候の良い日が続いていたので、木酢液を1000倍に薄めの水溶液をつくり、潅水と葉っぱの洗浄からはじめました。
こちらが「コレ」です。いきつけのホームセンターで特設コーナーがつくられ、販売されていたものです。
一緒にこんな商品も並んでいました。ニームオイル入りでそのまま直接スプレーできるので、ニームの効果を手軽に試すことができそうなので、ついでに購入しました。
土いきかえるには・・・牛の尿を善玉菌で分解した善玉活性水が入っているそうです。
おしっこの臭いはあまりしなかったです。
ネットで「牛の尿」をしらべるとなんだかエライ記事が色々ヒットしてきました(^^;)。
私は牛の尿の健康法など「絶~対っっに試したくありません」が、植物の肥料や土壌改良には有益なのではないかと思います。
というか、
「草を食べた草食動物の排せつ物が微生物に分解されてまた草の肥料になる」のは、自然の理であり、神様が作った無駄の無い完璧なシステムですしね。
とはいえ、私の家は住宅街にあり、お隣さんまで〇十キロメートルなんていう環境ではないので、ご近所迷惑にならないためにも、できるだけ匂いの少ない肥料や薬剤を使うことを心がけています。
なのでいままで使っていたたい肥もほとんどが匂いの無いバークたい肥でした。
馬ふんたい肥はバラに良いという情報を得たので今年導入をはじめたものの、牛ふんたい肥は使ったことがありません。
なので、牛さん由来のものを分解する微生物を導入するにも有益なのではないかと連れてきましたw
お値段も手ごろ?でしたしw
この「土いきかえる」と「木酢液」の水溶液をまずジョウロで株の上から全体的にかけていきます。
葉っぱの洗浄も兼ねている・・・というのは、この前日に黄砂がかなり酷く、植物たちが黄砂の被害を受け汚れた上に酷いものに至ってはシミのようにくっついたり枯れてしまった葉っぱもあったからです。
酷い黄砂の後で縮れてしまったバラの若葉と黄砂がシミのようにくっついてしまったバラの葉。
シミがまるでうどん粉病のようにみえます。
黄砂で汚れてしまったヒューケラの葉。
こちらのヒューケラは比較的硬めの丈夫な葉っぱなので汚れるくらいで済んだのですが、同じヒューケラドルチェシリーズの中でも柔らかい葉っぱのヒューケラドルチェ・バタークリームはより若い柔らかい葉っぱが外側から焼けたように茶色く枯れて縮んでいました。
なのでこれらの汚れを一度洗い流して次の本題の作業をしました。
この日はとても天気が良く、風もちょうど良く吹いていたので、全ての植物に水をかけているうちに最初の所は綺麗に乾いていました。
やっと今回の本命の出番です。
今回初めて展着剤なるものを購入しました。
展着剤は科学的な薬剤だけでなく、天然系防除剤などを植物にかける時にも良い効果を発揮してくれるそうです。
水にニームオイルと木酢液とダインを混ぜて水溶液を作り、ロングノズルの手動式噴霧器で噴霧していきます。
噴霧は主にバラを中心に念入りにしていきました。
アブラムシが元気に動き回る気温の日が少ないので、はっきりとした結果はいえませんが、たまにバラについているアブラムシの増殖が少ない気がします。
いつもだったらどこかで5~6匹たむろしているのを見かけたら、どこかに巣窟と言えるようなコロニーが見つかるものですが、いまのところそのコロニーが見当たらず、ごく小さいグループしか見ていません。
躍起になって取らなくても、あまり増えていない感じです。
もう少しで2週間たちますし、何度か雨や霧に見舞われているので、晴れた日を見計らって、そろそろ2回目の噴霧作業といこうかと思っています。
これから気温が高くなってくると思いますので、これからの動向が楽しみです。