バラ開花2023⑧ーピニャータ つるアイスバーグ フラワーカーペットローズ・アップルブラッサムー

今日も暑いですね~。

 

そろそろニームオイルと木酢液とダインの混合水溶液をバラたちに噴霧してあげたいところなのですが、暑くてやる気が出ません(^^;)

 

人間のやる気度があがらないのもありますが、日中温度が高くなる日に行っても、ニームオイルの油分が葉焼けの原因になりかねないのと、ニームオイルの有効成分の分解が早くなって効き目が短くなりそうなので、曇り空の時にやりたいんですよね。

 

我が家のバラ開花のご紹介も8回目になりました。

 

私の住む地域でも今年は急に気温が高くなってきて、春バラどころか夏バラになってしまいそうですが、実はまだ開花していない品種もあります。

 

そのコたちの花にこの気温の高さの影響が出るか気になるところですが、今絶賛開花中のコたちを見ていただきましょう。

 

まずは、このコからです。

ふれ太鼓(ピニャータ)です。

 

一応つるバラなのですが、植え場所が悪かったのか、はたまた気候が合わないのか、全然伸びてくれませんし、新しいシュートもでません。

 

毎年この枝一本で花を咲かせ頑張っているコです。

 

樹高1mに満たない姿はまるで大輪系のミニバラ・・・。

 

いつもは8cmくらいの大きさの花が春に2~3輪、返り咲きで2~3輪咲きます。

 

全然成長しないし、サイドシュートもベーサルシュートも出さないのに、花をきちんとつけ、返り咲きまでしてくれる頑張り屋さん?です。

 

今年はたくさんのつぼみがついて、花の一つ一つは小ぶりになりましたがフロリバンダのように咲いてくれています。

 

毎年、今年は枯れてしまうんじゃないかとハラハラさせてくれる我が家のピニャータですが、そんな心配を尻目にしっかり花を楽しませてくれる粘り強いコです。

 

作出は1974年の日本。

なんと日本生まれなのですね。作出者は京成バラ園芸の鈴木省三氏だそうです。

 

もともとは大輪11cmの半剣弁平咲きで微香性です。

本来であれば、1.5~2mくらいにまで伸びるはずの品種です。

 

耐病性、耐寒性は申し分なし・・・といいたいところですが、ハーディネスゾーンZ7aで雪が少ないこの辺りでは毎年ちょっとだけ凍害がでます。

 

そもそもつるバラはシュラブなどに比べると耐寒性が弱いらしいので、何もせずにちょっとの凍害で済んでいるこのコはつるバラの中では強い方なのかもしれません。

植え付けた当初に立派なトレリスを差し込んだのですが、悲しいくらいに役に立っていません(ーー;)。

後ろで黄色いポンポンのような花をたくさんつけているのは、コットンラベンダー(サントリナ)です。

サントリナの樹高が30~40cmほどだと思うので、この我が家のピニャータのコンパクトさがわかると思います。

 

 

次はつるバラつながりでこちらをご紹介します。

つるアイスバーグです。

いや~アイスバーグっていつ見ても素敵な花です。

なぜか気品を感じてしまうのは私だけでしょうか?

もしかしたら筆者が単に丸弁半八重平咲きという花型が好きなだけなのかもしれません。

 

不自然に見上げる状態で写真を取っていたら、写真が暗くなってしまいました。

 

こちらは1968年イギリスの作出のバラです。

本来は4mから5mになるそうですが、狭い庭なので、かなり短めに管理しています。

 

と、言えばかっこよく聞こえるのですが、実は、新苗で迎えたときにすぐ地植えにしたのですが、その時に伸びたシュートがその冬の間に枯れこんでしまい、自然と短くなってしまった感じです。

 

それでもちゃんと花は咲かせてくれました。

 

今年で植えてから2年たったのですが新しいシュートが出てきてくれました、つるが固くてしっかりしているので、誘引が大変なので、このシュートをどうしようか思案中です。

 

本日の最後を飾るのは、フラワーカーペットローズ・アップルブロッサムです。

正面メイン花壇の前方に植えている可愛いピンク色の花です。

 

作出は1994年ドイツのノアックローゼン。

耐病性も耐寒性もかなり強いです。

 

樹高が0.6~0.8mと低く這い性なので夏にはハダニが付くことがありますが、抵抗が割と強いので、時々葉裏に水をかけてあげるだけで、大きな被害にはなりません。

 

花は4cmと小輪で丸弁半八重平咲き、香りはほぼありません。

 

たくさんの花を房のようにつけてくれます。

 

パッと見ボニカ'82にも見えてしまいますが、ボニカよりもつぼみの色は薄い感じです。

 

フランス・メイアンのドリフトローズシリーズとこちらのフラワーカーペットローズシリーズは、似たような這い性と樹高で病害虫にも強く手軽に育てられるというシリーズです。

 

実はこのコの隣に、ドリフトローズシリーズのピンクドリフトが植わっています。

どちらも若干ハダニがつくくらいで、病気にも強く、耐寒性耐暑性もあり、花付きも良く育てやすい品種です。

 

株間や品種の個性もあるとは思いますが、ピンクドリフトとこのフラワーカーペットローズアップルブラッサムを比べると花付きと花期でいえばピンクドリフトの方が上、花一輪一輪の豪華さと花持ちはアップルブラッサムの方に軍配があがります。

 

どちらのどの品種を選ぶかは完全に好みの問題だといえますが、ひとつだけ文句をつけるとすれば、フラワーカーペットローズシリーズの名前が長い!!くらいですかね(^^;)。

 

いちいちフラワーカーペットローズ〇〇〇と打ち込むのが、とっても大変。

ドリフトローズシリーズは〇〇ドリフトだけで済むので、覚えやすいし入力も楽です。

 

というわけで、品種特性に関係ないところでちょっとだけ不満を吐き出してしまいましたが、どちらも育てやすく可愛いバラなので、機会があればそれぞれもう1品種ずつくらい導入したいと思っていたりします。

 

ハダニの防除が面倒なので、その時は鉢植えにして、花台にのせてみようかなと思っています。

鉢を吊り下げられる環境であればそちらも素敵ですね。

 

では今日の記事もこの辺で。また次回お会いしましょう(^^)ノシ

2023年07月10日