バラ苗の冬越し準備

先日からぐっと寒くなり、夜の気温が0℃になってきました。

まだまだ積もるほどではないですが、時折雪もちらつくようになったので、鉢植えバラの冬越し作業を行い始めることにしました。

 

私のところでは、庭植えのバラも何株かあるのですが、そちらの方は何もしません。

基本的に耐寒性が強いと言われる品種を育てていますし、今年仲間入りしたものでも春から植えているのでじゅうぶん根は育っているはずです。今年初めて蔓延した黒星病によってどれだけ体力が落ちているかは心配ですが、それぞれのバラ自身の越冬対策に任せておきます。

 

実は冬剪定もあまりしてません。以前は2年ほど、このくらいの時期に冬剪定していましたが、切ったところの枝先が枯れてしまい、結局、春に枯れこんだところを剪定しなおすことになったのでやめました。

秋の花と開花が間に合わなかったつぼみのある枝だけ整えるように切って、剪定は雪解け後にやっています。

 

いま我が家にある鉢植えのバラは12株です。そのうち8株の作業をしてしまいます。

夏剪定の時、バニラボニカの枝で挿し穂に挑戦して成功したのがこの8株です。

 

それから一度植え替えた後、今もまだ青々としてすくすく育っているのですが、3号鉢(直径9cm)だともうちょっと気温が下がったら簡単に土が凍結してしまいそう・・・という理由からこの子たちを先に冬支度させてしまおうと考えたわけです。

 

今日の屋外は寒すぎるので玄関で作業します。

 

去年は発泡スチロール箱とムシロを駆使して冬支度させたのですが、知り合いから「梱包に使うプチプチを鉢に巻いてもわりと凍結防止になるよ」と知恵を頂いたので、今年はホムセンでプチプチロールと根巻きロールを購入して来ました。

 

鉢がバラバラなのは、今まで購入した苗のスリット鉢を洗って取っておいたものだからです。これ全部3号サイズ。

 

まず、プチプチロールを開いて、

土を覆うフタ部分8cm×8cm

植木鉢を蒔く部分を少し大きめに15cm×80cm

底部分・・・何センチだったっけ、余った切れ端を適当に合わせてしまったので覚えてないです、すみません。

それぞれ8枚ずつ図って油性ペンで印をつけハサミで切りとります。

フタ部分を少し重ねて苗のある位置に一本切れ込みを入れてのせ、鉢の側面を巻き、セロハンテープで止めます。最後に底部分を貼りつけるのですが、その時に底から適度に水が抜けるようにテープを小さく切り数か所だけ止めてます。

こんなに鉢を覆ってしまって大丈夫?

と思われるかもしれませんが、前日に水をたっぷりあげておいてあるので、水分たっぷりです。

そしてこの後この苗に日光が当たらないように遮光すれば光合成はあまりしなくなるので、

後はこの苗自体が寒さと光量不足に冬が来たと気づいて、葉っぱを落としてくれれば、イケるはずです。

 

枝に養分(糖分)を蓄えてしっかり休眠してくれれば土が少々凍結しても根のダメージは少なく済み、株の枯死は免れます。去年の初めての冬越しがそうでしたので実証済みです。
ただ、去年は全部5号(直径15cm)以上の鉢だったので、このミニマムサイズ鉢は無かったんですよね。
一応この育苗ケースの底にもプチプチを1枚敷いておしくらまんじゅう状態で詰め込んでおけばまた、多少違うでしょう。それでも駄目だったら仕方ありません。もともとウチにある品種のクローン苗ですしね。

 

それでは、最後の仕上げです。

小さめのサイズの根巻きテープ麻ひもで苗と鉢を巻いて日光を遮断します。

こんなスカスカなので通気は問題なしです。

か弱い小さな苗なので、上に雪が積もらないよう、我が家のr状のカーポートの下に育苗箱ごと全部避難です・・・ああ、そうか、支柱を立てればもっと万全でしたでしょうか、今更気づきました。

 

小さくてもなれない作業を8個やるとちょっと疲れますね。

もっと鉢が増えたら別の方法を考えた方が良さそうですね。

2021年11月27日