バラのある花壇のマルチングを変更へ

こんにちは。

 

今日はバラの根元のマルチングを取り除いてグランドカバー植物を植えようと思います。

 

以前からの悩み・・・バラの根元のマルチング。

 

マルチが新品なうちはいいのだけれど、その後はちゃくちゃくと病害虫の棲み処になっているんではないか問題。

 

ずっと良いグラウンドカバー植物がないかと検討すること半年が過ぎました。

 

グランドカバーに適する植物といわれるものはたくさんありますが、

自分の条件に合うものをさがすのが中々大変です。

 

・バラや他の植物を圧迫するほど増えすぎない。

(ミントやラミウム、ドクダミはとんでもなく増えるので却下)

 

・バラや他の植物に絡みつかない。(ツルニチニチソウなどのつる性植物はアウト)

 

・這い性の強い背の低いミニバラがあるので、そのバラの日照を妨げないもの。

 

・病害虫除けのマルチなので、病害虫に弱いのはもってのほかです。

 

・空いているスペースに別のものを植えたった時にすぐよけられるか、それらの芽出しや生育に悪影響を及ぼしにくいもの。

 

・できるだけ長い期間土を覆ってくれるもの。寒冷地の為、背の低い一年草の種などは5~6月にならないと植えられないしある程度成長するまでグランドカバーとしては使えない。できれば一度植えれば年中いてくれる宿根草希望。

 

・寒冷地問題。冬場マイナス10度以下まで軽く行くし、積雪が遅く量も少なめなので簡単に地面凍結します。それに耐えられるかどうか。

 

これらの条件に合って、私の好みに合うグランドカバープランツが中々見つからず、悩みに悩みました。

 

ちなみに昨年の秋に、ここではない別の場所に植えたアジュガは環境が合わなかったのか冬越しできなかった模様です。ほとんど茶色くなって腐ってました。唯一アジサイの下に植えたものがこれから成長しそうですが経過観察中です。

 

やっと「コレが適任ではないか」と選び注文した苗が、一昨日到着しました。

 

イブキジャコウソウです。

 

カイワレダイコンのような華奢で繊細な見た目ですが、ほふく性の低木なのでここらの厳しい冬でも問題なくカバーしてくれるんじゃないかと思った次第です。

 

クリーピングタイムと悩んだんですが、イブキジャコウソウのほうが日本の自生種でもあり、日本の気候に合っていてより丈夫らしいのでこちらに決めました。

 

とはいえ、グランドカバープランツとしては有名な定番の2種です。

なぜ、すぐにこれらに決めなかったかというと、ズバリ、あまり見た目が好みではなかったからwです。

 

定番ものなだけに、タイムもイブキジャコウソウもあちこちのお宅の庭で見られるんですね。中には飛び出して野生化していたりします。気温が暖かいうちは割と可愛いんですが、冬が近くロゼッタ状になっているのを見ると、あまりグランドカバー力が無さそうなんですね。

 

ペタっとしている所をみると割とスカスカなんです。根っこを中心に放射状に直径30cmあるかなぁ、そんなに大きくならないし、中心から離れれるほどスカスカなんです。その姿をよく散歩中に見かけていたので、なんか頼りなさを感じていたんです。

 

さらに、カバーして欲しい所をカバーできておらず、自由気ままに好きなところで増えているお宅が大半で、上手く使えているところがあまりみられない。

生き物だから仕方がないんですが、シバザクラのようにみっしりマット状を期待したい私としては使い勝手が悪い相手だと、ずっと選択肢から除外していたんです。

 

だったらシバザクラでいいじゃないか。

 

と思われるでしょうが、シバザクラは日向向きの植物で、生育場所が完全に合わない。増えるとマット過ぎて他の植物が植えられない。抜けばいいんでしょうけど、抜くの可哀想ですし・・・。

 

そんなこんなで色々な園芸雑誌をみたり、いつもお世話になってるタキイ種苗さんのカタログや花ひろばさんのホームページとにらめっこしたりしました。

 

そうしてぐるぐるぐるぐると考えをめぐらせた挙句、けっきょくイブキジャコウソウを選びました。いや、長かったです。

 

とはいえ、このイブキジャコウソウも日向向けの植物。うまく定着してくれるかが今後の問題です。しかも今回導入したのは2株だけなので、うまく育ってどんどん増やせていければいいのですが、要経過観察です。

 

このバークチップを小型の3本爪の熊手を使って取り除いて、培養土を蒔いて土を足します。

 

バークチップを取り除いたハマナスの根もと。気についている細かい白いものはカイガラムシです。(土の表面の白い粒は培養土に入っている肥料)

バークに隠れて薬剤がとどかなかった部分が、き奴らの温床になっています。写真は撮りませんでしたが、ここにあったバークチップにもこのカイガラの白い粉がたくさん付着していました。バークの乾いた表側ではなく、湿った裏側にくっついていたので生きているかもしれません。

洋服などにくっついて移動すると説明している方もいますし、ここで越冬しておかしくないのではと思います。

 

バークチップ、花壇の半分取り除いた時点で40ℓのゴミ袋3袋分になってしまいました。

 

これを半年から一年周期で交換とはお金が掛かりすぎて、よほどセレブなお家でないと厳しそうです。

今回の2株は、昨年真っ先に黒星を発症し、みんなにばらまいた「ファビュラス!」の近くに植えました。アイスバーグの子供だから丈夫だろうと思ったのですが、親に比べて軟弱なコだったのかな?

 

イブキジャコウソウが上手いこと仕事してくれて期待に応えてくれるように願うばかりです。

2022年04月24日