バラの開花ももうすぐ始まります。ですが・・・

我が家のバラたちもすくすくと成長し、続々とつぼみが付いてきました。

肥料によってアブラムシが大量に飛来してしまうので、うちの庭植えのバラ達にはほとんど肥料をあげていません。

 

特に今年は肥料を減らして、今まであげていた「寒肥」も、芽出し時期の「1~2回の液肥」もあげていません。チッソ分は「天然の雨」だけの頼みですが、それでも問題なく成長しました。

 

それでも、黄色い花が大好きなアブラムシはどこからともなく

うちの「バニラボニカ」と「ゴールデンボーダー」に飛来してきており、

手で取るのが間に合わなくなって来た頃に、救世主が現れました。

ナナホシテントウ(^^)

 

このコが現れたのは、アブラムシが手に追えなくなってきて、

木酢液を60倍くらいに薄めたものを散布した翌日のことでした。

 

木酢液のかかったアブラムシでおなか壊さないかな?大丈夫かな?

と心配していたのですが、しっかり仕事をしてくれたようです。

このコのおかげか、2日ほど指先がアブラムシ汁で黄色くならずにすみました。

 

葉に穴があいているのは、小さな毛虫の食害跡です。

もう10匹以上捕殺しました。

 

毎年一番最初に害虫の被害をうけるのはいつもこのコたちなんです。

毛虫は別として、アブラムシというのは一体なぜ、花が咲く前の状態でも黄色いバラを真っ先に狙ってくるんでしょう?不思議でなりません。

 

このコたちの新芽と柔らかいつぼみがなくなるかなくならないかの内に、ハマナスが襲われるのですが、今のところあまり来ていないようです。

ハマナスと一緒のスペースにいるコたちも、今年は害虫の被害は少ないようです。

チュウレンジハバチやハムシの影響も目立つほどありません。

 

アブラムシは雨上がりにふらふらと飛んでくるところをよく見かけるので、やはりチッソの匂いに敏感なんでしょうが、この「バニラボニカ」と「ゴールデンボーダー」を植えているスペースの土にはまだ今までの肥料のチッソ分が過剰に残っているのかもしれませんね。

 

まぁ、狭いスペースにシュラブ系のバラを2株も植えているのが、そもそもの原因かもしれませんが・・・。

この2種はまだバラの育て方をあまり知らない時に購入し、育て始めたセカンド&サードのバラなのでこんな植え方をしてしまったんですね~。

 

こんな過酷な条件で、いつもアブラムシに真っ先に狙われながらも、毎年たくさんの花を咲かせて楽しませてくれる2株でした。

 

とにかく地植えのバラたちはなんだかんだ順調に生育している一方、鉢植えのバラたちの様子がこちら。

後ろの2鉢は問題なさそうですが、手前の2鉢がマルはげのままです。

写真左下がヘルシューレン、右下がバーガンディ・アイスバーグです。

 

よーく芽を凝らしてみると、バーガンディのほうは小さな芽が出ていました。

ですが、枝の植えのほうの春先にあったもともとの芽は死んでいます。

 

バーガンディは去年も目覚めが遅く、冬越し失敗したかと心配していたのですが、だいぶ遅くなってからあっという間に成長して皆に追いついて開花したのでした。

 

耐寒性も強いアイスバーグの枝替わり品種なので、耐寒性は本来高いはずなのですが、今年はギリギリの冬越しだったのかもしれません。

 

ヘルシューレンの方はまだ沈黙したままです。

 

斑入りの葉と大輪の花が特徴の品種で、去年の春購入して初めての冬越しでした。

基本的に耐寒性も悪くなく、強健種らしいのですが、斑入り品種は普通の葉より光合成力が弱く成長も弱いため、私の低肥料、低農薬の育て方と生育環境には合わなかった可能性もあります。

とりあえずもう少し様子を見ますが、ヘルシューレンとのお別れの可能性は高そうです。

 

剪定時期については冬前や春先どちらで行っても、芽吹かない枝や枯れる部分は出るのでなんとも言えません。

 

実は今回の冬はバラにとっても厳しかったようで、鉢バラだけでなく地植えのバラにも被害が大きく出ています。

 

冷害で弱りほとんど芽吹かなかった枝、去年伸びてきた新しい太いベーサルシュート2本がほぼダメになりました。他のお宅でも数件、径1cm以上の太いシュートが同じ状態になってしまっているのを見かけました。

 

地植えの耐寒性抜群の修景バラでもこのダメージですから、鉢植えのバラたちにとってはいっそう過酷な冬だったことでしょう。

 

とりあえず、今度の冬は鉢バラの冬越しの方法をもっと工夫しなければなりませんね。

2022年06月07日