球根植え付けの為の土づくり・その2

前回に引き続き、秋植え球根の植え付けの為の土づくりをしました。

と、いっても一週間ほど前のお話です。

今回は、去年カサブランカなどのオリエンタルユリを植えた花壇の土を増やします。

 

ここに植えていたのは、オリエンタルユリの他にチューリップとヒヤシンス、ムスカリです。

 

チューリップとヒヤシンスは夏に球根を掘り出しておきました。

ですが、その時にユリの根っこが絡まって、根っこを切らなければならない場面がところどころありました。

 

その時のユリはつぼみがではじめた頃・・・。

 

ユリはしばらく植えっぱなしにする予定なのですが、毎年これだとなんか可哀そうなので、今年はチューリップは別の場所に植えることにし、今年はここにスイセンを植えることにしました。

スイセンならばユリと同じく植えっぱなしでも平気だそうなので、この花壇は数年、最低限のお世話で大丈夫なはずです。

 

それでは、植え付け前の土づくりをします。

まず、写真の上段が作業前の花壇です。

なんどむしっても生えてくるスギナがまた伸びています。

 

この立派な茎がカサブランカの茎です。

花はとうに終わっていますが、葉はまだ緑色が残っているのでもう少しこのままにして少しでも多く球根に栄養を蓄えてもらいます。

 

土が足りず、植え付けが少し浅かったようで根が出てしまっています。

雑草を抜き、土の上にかぶせていたマルチングを根っこと球根を傷つけないように取り去ります。

バーク樹皮を細かく繊維状に裂いたものを敷き藁代わりに使っていたのですが、潅水の時に水をはじいてしまい大変でしたので今年はこれはやめます。

前回ご紹介した、培養土14ℓと腐葉土7ℓ。2:1の割合です、これにさきほど取り去った半分腐食したバーク樹皮に、少しの熟成たい肥を混ぜ込み土をつくりました。

腐葉土は土の凍結防止と水持ちアップに必要です。

できた土をユリの根本にのせてから全体的に土の量を増やして完成です。。

ついでに手前のチューリップ等を植えていた場所は、軽く耕して新しい土と古い土を混ぜて柔らかくしておきました。

土はぴったり花壇のレンガのキワに達し、理想的なレイズベッドになりました。

これで、来年は水はけも良くなりそうです。

 

※おまけ※

葉がまだ青かったので残していたムスカリを掘り出しておきました。下の画像の左下がムスカリです。

手前の土を耕していたら、大きな球根が一つころんと出てきました。

去年ヒヤシンスの球根を10個植えたのですが、花が咲いたのが3個。花が咲かず葉っぱだけ出たものが数個。全く芽も出なかったものもあり、結局、チューリップと一緒に掘り出せたものが5個だけでした。

どうやら一個だけ、芽も出さず、腐りもせずずっと土の中で眠っていたようです。

来年は花が咲いてくれると期待して一時保管しました。

 

2021年11月03日