来年のガーデンに向けて、下準備をします。

さて、裏庭の一角、すぐ雑草パラダイスになってしまう2箇所の花壇を理想的なメドーガーデン風にするため、ひと働きします。

 

まずメドーガーデンの主役に考えているのが、ポピーです。

 

一昨年、伊達だったかな?豊浦だったかな?そこをドライブしたときに、素敵な植え込みを発見しました。

 

そこには赤やピンク、オレンジ色、暖色系のポピーが沢山咲き誇り、ふわふわひらひらの花弁が太陽の下、揺れて輝いていました。

 

その中央に繊細に揺れるシルバーリーフ、ロシアンセージ。

 

すてきな植え込みは道路わきの植え込みをどこまでも彩り、車が通り、風が吹くたびに幻想的に揺れていました。

 

そんな景色にあこがれて、ポピーの種入りのガーデンフラワーミックスをみつけ、さっそく買ってバラまきしたのが去年のことです。

 

さまざまな花の種が交じっているミックス種はそれぞれの植物がよく育つ環境になることは難しく、ほとんどが芽を出さないなか、ポピーとビスカリアだけが少しだけ咲き、そのこぼれだねが雑草にまみれて今年も花を咲かせてくれています。

 

さらには今年、白いカワラナデシコとガイラルディアが1株ずつ芽を吹き花をつけてくれました。

 

開花の様子はそれぞれ以前に投稿したブログにご紹介しているので今日は割愛させて頂きます。

 

とりあえずそんな花たちの様子を見ていて、来年からの我が家のメドーガーデン計画の花たちがきまりました。

 

主役:ポピー

準主役:ノラニンジン

脇役:カワラナデシコ

 

こんなラインナップで計画を進めることにしました。

ノラニンジンは土を選ばず、カワラナデシコはどちらかというと中性からアルカリ性に近い土を好むそうで、ポピーにはちょうど相性ぴったりなのではないでしょうか?

 

ポピーがしっかり育ってくれれば、草丈も大体揃うはずです。

計画どおりいけば若干ノラニンジンが大き目になって、バランス良くなるはず・・・。

 

突然名前の上がったノラニンジンは、もう北海道の雑草キングと言ってよいほど、あちこちに根付いてこの時期には辺り一面を白い花で覆いつくしてくれている花です。

 

雑草化してしまったとは言え、もともとは園芸種として持ち込まれたであろうこの花は充分な美しさがあります。

 

セリ科のこの花の繊細な白いレースのような花には、美しいライムグリーンのハナグモが隠れ住みやすく、蜜を食料にする虫たちもたくさん寄ってきます。

 

さらに、このノラニンジン、実は食べられるそうです。

ただし、多食は厳禁、さらにドクニンジン(ドクパセリ)という毒草に似ているため注意が必要らしいですが・・・。

詳しくはこちらの外部記事を参照→https://botanica-media.jp/4898

 

以前からノラニンジンの葉っぱ、胡麻和えなんかにしたら美味しそうだな~、と思っていたので、どこかで一度味見してみたいと思います。

 

おっと、話がズレてしまいました。

 

こんな美しく有用な花、ノラニンジンを使わないテはありません。

 

ちゃっかり我が家の裏庭にも一株、どこからかやってきました。

直根性で花穂も大きく種もわかりやすいので、勢力の管理は容易そうです。

 

そういうわけで、これらの植物の種を採取していきたいと思います。

 

用意するのは、だし(お茶)パックとホチキス。

 

これをポピーとカワラナデシコの若い実につけ、種を取ります。

いざ、裏庭へ。

 

オレンジがやや多いですが、よく見ると小さな株たちの中に赤とピンクと黒っぽい赤が存在しました。

赤いヤマアジサイ「紅」のそばで育った、やたら大きく立派なオレンジ花の株。

実はポピーはアルカリ性に近い土壌の方が好みらしいです。

だから、アルカリ性の赤アジサイの土がある、ヤマアジサイ「紅」の株元に沢山育って、ここだけ大きく成長したようです。

 

そして目の覚めるような濃い目の赤。これを昨日見つけた時は感動しました。

マルハナバチの仲間が一生懸命蜜と花粉を集めていました。

 

ピンク色の花もあるにはあったのですが、あまりにも矮化した株と花だったので、写真はとらず、袋だけ被せておきました。

あちこちに袋をとりつけたところで、今回の作業は終了です。

 

ノラニンジンに関しては、立派なシードヘッドが出来るので、それを取ってしまえば大丈夫だろうということで、そのまま何もせず見守ります。

 

もし、時期を逸して見失ってしまっても、我が家の周辺やそのへんの空地にはすでにたくさんのノラニンジンがあるので、失敗してもリトライし放題です。

 

あとは、秋深くなるのを待って、雑草をどうにかする処理をし、土壌改良して下準備は終了になるのかな?

 

種を蒔く時期はまた後で良く調べてみたいと思います。

2022年08月11日