ついに球根の植え付け

土づくりが終わり、数日続いた雨が収まりましたので、ついに球根の植え付けに入りました。

まず、チューリップの植え付けからです。

 

去年はカサブランカなどのオリエンタルユリと一緒に植えていたチューリップ。

 

ですが球根堀り上げの時に、ユリの根が絡みついていて根を切らなければいけない事態になってしまいました。

 

その時のユリはちょうどつぼみが付いたころ・・・。

 

結局は、無事にユリも咲いてくれましたが、毎年ほりあげのたびにユリの根を傷めるのは可哀想。

 

そんな訳で、今年はチューリップとユリは別々の花壇に植えることにしました。

 

こちらが夏に掘り出し、陰干ししておいたチューリップの球根たちです。

すぐに植え付けたいところですが、ちょっとひと手間加えたいと思います。

いくつかの園芸書によると、チューリップの球根の茶色い薄皮は植え付けの前にむいておいた方が育ちがよいそうです。

なので、ここから皮をむきます。

真っ白でなんとも美味しそうな球根です。

写真だとまるでニンニクのようですね。

実際チューリップの球根と花は食用になるそうで、飢饉の時にチューリップを掘り出して食料にした国もあったといいます。

 

右下の薄茶色のものは、傷んでいるのではなく、あまりにも薄皮だったため、無理にむくと球根を傷つけてしまうため、皮をむけなかったのでした。

実は、球根堀り上げの時に皮が腐っててむいて保管したものがいくつかあり、その表面が乾燥してこの玉ねぎの薄皮のようになったのでした。

 

皮がむけたところで植え付けに入ります。

問題は植える深さと間隔です。

種類によって植え付けの深さと間隔が違うので、注意しなければなりません。

球根購入時に植え付けの深さと間隔が書いてあったりするのでそのとおりに植えれば間違いないと思います。

 

目安としては、花壇では、球根の高さの3倍の深さを堀り、球根を置いて2倍の土をかけるそうです。

球根どうしの間隔は球根3つ分開けるとよいと園芸書に書いてありました。

 

園芸書はたくさんあって、どれを購入して参考にしようか悩みんでしまいますよね。

私も何冊か持っていますが、私の手持ちの本の中で、基本的なことがわかりやすく書いていて便利なのが

ブティック社から出ている「花づくりをはじめましょう!ガーデニングの基礎」増長改訂版です。

図や表、行程の写真などたくさんあってわかりやすいです。

あとは足りない細かい知識を他の専門的な園芸書や、ガーデナーさんの記事やブログなどで補って園芸生活してます。

 

ちなみにどこの情報か忘れてしまい、うろ覚えの情報なのですが、

チューリップの場合、球根の向きがあるそうで、球根をよく見ると、平らなところと丸っこいところがあります。その向きをそろえて植えると成長して花が咲いたときにとても見た目が良いそうです。

 

ナチュラルな雰囲気を出すためにあえて向きは考えず、植え付ける球根を軽く放って落ちたところに植え付けるという方もいらっしゃいます。但しこちらは球根の生育に良し悪しがでそうなので毎年球根を購入する方か、花が終わったら球根肥育のためにどこかに植えかえるためのスペースが必要かもしれません。

 

私はまだまだ球根初心者なので、品種ごとに、基本の植え付け方にしたがって植え付けてます。

 

植え付けが終わりました。たっぷり水をあげて今日の作業は終了です。

品種を参考までにご紹介します。

●スプリングソング(赤)

●アペルドンズエリート(赤黄複合)

●ビッグスマイル(黄)

●ピューリシマ(白)

●アプリコットインプレッション(桃)

●パープルフラッグ(紫)

の6品種です。

 

去年は防寒のため、敷き藁代わりにバーク樹皮を細かく繊維状にさいたものを使ったのですが、春の水やりの時、このバーク繊維にとことん水をはじかれてしまいかなり難儀したので、今年は別のものをかぶせようか、それとも何もかけないでおこうか悩み中です。

土の量も増えて、凍結防止の腐葉土も足したので、そのままでも大丈夫かな~、なんてこの地域では甘い考えかもしれません。何もせずにこのままにして、来年暖かくなったらグラウンドカバー代わりになる花の種を撒こうかとも思っているのですが、悩み中です。

 

2021年11月04日