カイガラムシにハダニにうどんこ病・・・植物の冬のおうち育成は難しい(ーー;)

さて、前回ご紹介した冬のおうち養生の植物たち。

 

部屋の乾燥対策のため、部屋にミニビニルハウスと育成ライトを設置してそこで育成していました。

 

当初はすくすく成長していたのですが、あれから一か月以上経過した現在、新たな問題が発生中です。

 

この白くて粉状のふわふわしたものが見えますでしょうか?

 

そう園芸をやる方ならだれでも一度は目にしたことのある「うどんこ病」です。

 

植物にとって「蒸れ・過湿」は大敵ですが、「空気の乾燥」もまた大敵です。

 

特に冬場に部屋で育成していると部屋の空気の乾燥と室内の暖かさによって

「ハダニ」や「カイガラムシ」が発生します。

 

そのため、定期的にスプレーで葉の表と裏に水をかけて過湿を心がけていました。

 

それでも間に合わず、こうしてミニビニルハウスである程度覆ってしまうことを考えた私。

 

そのおかげでハウス内の湿度は大体40%以上を保っていました。

 

その努力の甲斐あってか、ハウス内にはカイガラムシやハダニが発生することは無く、今まで順調に成長していたのです。

 

が、異変はローズマリーから起こりました。

 

育成ライトの光量ではローズマリーには物足りないらしく、新しい枝葉がひょろひょろくねくねと伸びていて、春になったらそれらを剪定してリセットしようと考えつつ様子を観察していたら・・・

 

ごく一部の葉っぱのその一部に白くふわふわした部分が見つかりました。

 

「もしやカイガラムシ?!(ーー;)」

 

と思って白い部分をこすってみるとキレイに取れる、中に虫本体のようなものが見当たらない。

 

「こ、これはまさかうわさに聞いたうどんこ病では?!」

 

うどんこ病の菌は同じ種類の植物には感染しますが、違う種類の植物には感染しません。

 

クローバーにはクローバーのうどんこ病菌、バラにはバラのうどん粉病菌が悪さをします。

 

うどんこ病の発生しやすい条件は「乾燥と昼夜の気温の寒暖差」だそうです。

 

なのでとりあえずローズマリーの白くなった患部を取り除き、以前よりさらに葉水の回数を増やしました。

 

「昼夜の寒暖差?」はたぶん時折行う部屋の窓を開けての換気が原因だと思われたので、換気の回数と時間を減らしできるだけ室温を下げないように心がけました。

 

ですが、これだけでは対策が不十分だったようです。

 

昨日ハウス内の植物たちを見てみると、とうとうバラのほうにも発生してました。

 

バラに発生したうどんこ病は粒子が細かく、まるで粉砂糖を振りかけたような見た目でした。

 

ハウス内の植物が繁茂して密集してきたのにも原因があるかもしれません。

 

とりあえず、まだ病気の発生していない「ラムズイヤー」たちをハウスから窓辺に移しました。

 

窓辺は寒いですが彼らは寒さにも強いので大丈夫でしょう。

 

あと、このハウス内にはバラがたくさん入っているので症状の少ないカルーセルコルダナ3株を一緒に窓辺に移します。

 

ハウスの中に残るのはバラ、ノーシャワーとハッピートレイルズ。

 

それとローズマリーとクレマチスです。

 

クレマチスは症状もなく元気なのですが、元気すぎてハウスの骨組みに絡んで花まで咲かせているので移動が難しく止む無くそのままハウスに残ることになりました。

 

これらは酷くなる前に一度消毒しておかなければ・・・なのですが、部屋の中で農薬は絶対使いたくありません。

 

重曹水をかけたり、木酢液や竹酢液を薄めてかける方法を発見したので、重曹水をかけたいと部屋の中を探したら、ちょうど重曹を切らしていて、竹酢液と穀物酢だけがありました(ーー;)

 

竹酢液(;;)臭いんだよね。

 

穀物酢も部屋の中に匂いが充満すると嫌だよね(;;)

 

しかし病気は植物も人間も重症化する前の早期対策が大事。

 

背に腹は代えられません。

 

悩んだ末に竹酢液を使うことにしました。

 

竹酢液を50倍に薄めてハウス内にスプレー散布、窓辺に移動したコたちにもスプレー散布します。

 

寝室が燻りくさいよぉ・・・(T △T)。

 

とりあえずこれで様子を見てみます。

 

これでダメだったら重曹で試してみます。

2023年02月08日