こっちはカイガラムシ(ーー;)

うどんこ病にかかったコたちは一進一退です。

 

竹酢液50倍希釈液を一週間ほどスプレーしていましたが、一度、逆性のものを使ってもよいかと考え、消石灰で強アルカリ性の水溶液をつくりスプレーすることにしました。

 

スプレーを切り替えてから教で2~3日ほど経過しましたが、やっぱり農薬とは違って効き目はおだやかですね。

 

うどんこ病の代名詞である白い粉状のものこそしばらく見当たりませんが、時間がたってシミのようなものが出来る葉っぱや、生育不良で縮れてくる葉っぱなどがありまだまだ要観察状態です。

 

いままでミニビニルハウス内の病虫害との攻防の様子をお伝えしてきましたが、実は同時期にもう一つの攻防がありました。

 

こちらの戦いは先のうどん粉病に比べれば、とても地味で大したことは無いのですが、園芸に関しての冬の投稿のネタって少ないので、お伝えしようと思います。

 

教の主役はこのコです。

 

ドラセナ・コンシンネちゃん、通称「真実の木」。

 

寝室にグリーンが欲しくて、ホームセンターで1時間悩んでお迎えしたコです。

 

とても美しく樹形もすっきりとスマートなのでとても気に入っています。

 

なのですが、このコ、お迎えした時には実はこういう状態でした

 

グリーンに真っ赤な縁取りが美しく、さらに明るいグリーンの斑入り・・・

 

だと思っていたのですが、違いました。

 

いや、品種の特徴を調べておくべきでしたね。

 

ただ、知っていてもこの鉢がジャストサイズだったのでこれを購入したと思いますが・・・。

 

ちなみに下の方の葉っぱはこんな感じです。

 

ただの美しい赤い縁取りの濃い目のグリーンの葉っぱ。

 

この鉢には大中小と全部で3本の木が入っているのですが、一番大きい木だけ淡いグリーンの斑入りです。

 

別に違う品種が混ぜて植えられているわけではありません。

 

園芸好きな方はもうお気づきだと思いますが、この上部の葉っぱ・・・

 

斑入りではなくて、ハダニか何か病害虫にやられた痕跡だったんですね。

 

ホームセンターの屋内の売り場って狭いところに所狭しと観葉植物が並べられています。

 

風通しも何もあったもんじゃありません。

 

たぶんこの感じだとハダニ・・・にやられていたのではないでしょうか?

 

日照不足ですと、下の方の葉の方が被害がありそうですし。

 

それを薬剤か何かで消毒してその跡がすすけたように残ったのを私が勝手に斑入りと勘違いしてしまったようです。

 

購入してきた当初はまだここまで目立ったすすけ具合ではありませんでした。

 

下の方の葉っぱももう少し濃い目のグリーンでした。

 

実はまぁまぁ日光が好きなドラセナちゃん。

 

もちろん葉っぱの色味が抜けてくるのは室内の日光不足の所為も多少ありますが、最初は環境の変化に適応するまで色味が抜けるのも仕方ないなと悠長に構えていました。

 

害虫にやられた痕跡を斑入りだと勘違いしていなければ、もうちょっと早く対策してたかもしれません。

 

その勘違いに気づいたのは1カ月ほどたったころ、

 

「これ、ハダニ被害じゃね?」

 

気づいたときにはまだそんなに被害は進んでおらず、葉っぱの裏を見てもハダニの影すら見当たらない。

 

ハダニは水分を嫌うので、大量発生してクモの巣をつくる様な状態にならない限りは、しつこく葉裏に葉水をかけておくだけで防ぐことが出来ます。

 

なのに収まらない。

 

よーくよく見てみると、このトゲトゲの葉っぱの根元、込み合ってますよね。

 

その込み合った所をさらによく見てみると、白い丸いふわっとしたものがくっついています。

 

広がらないので「うどんこ病」ではありません。

 

正体は「カイガラムシ」でした。

 

カイガラムシでこんなに葉の色がすすけたようになるとは聞いたことないし、しかも葉っぱの裏にみっしりついていたりするわけではありません。

 

葉元の部分に時々ぽつっといるくらいで、見つけ次第捕殺しているのですが、葉色の退色が止まりません。

 

うどんこ病のコたちと一緒にこちらにもガンガン竹酢液と消石灰水をかけていますが、少しずつ元気がなくなっているような気もします。

 

とはいえ、そこまで弱るほど「カイガラムシ」は見当たりません。

 

まだ家に迎えて2ヵ月たっていないので、新しい環境に慣れてくれるのが遅いのかもしれません。

 

このコが環境に慣れてくれるのが先か、弱ってこのまま害虫に浸食されるのか。

 

木酢液や竹酢液、消石灰水には植物の抵抗力を高めて元気にしてくれる作用も少なからずあるようなので、その効果がじわじわ出てきて、このコ自身が強くなってくれるのを待つばかりです。

 

しばらく様子を見てもじわじわと弱っていくようだったら、ダメもとで鉢まし植え替えしてみようと思います。

 

ドラセナとかユッカって本当は割と鉢替えしなくても、平気なコたちなので、購入してからそのままで植え替えしていなかったんですよ。

 

せめて外がもう少し暖かくなってから植え替えしたいんですよね。

 

うどんこ病対策で部屋の暖房切ってて室温も低めだし、寒さに弱い品種らしいのでここでの植え替えは避けたいところなんです。

 

頑張れ、ドラセナ・コンシンネ。

 

みんな早く元気になっとくれ~。

2023年02月15日