バラ開花2023⑤ーザンブラ ノックアウト ノイバラー

本日ご紹介するのは「ザンブラ」「ノックアウト」「ノイバラ」3つの品種です。

 

まずは今年仲間入りした「ザンブラ」から・・・

 

ザンブラは「ザンブラ’80」と「ザンブラ’93」という品種があるんですね。

 

我が家にお迎えしたのはオレンジ色の「ザンブラ’80」の方です。

こちらが咲きかけの状態です。

 

開きかけからもうすでに「バラ」の風格に満ちていて美しいです。

 

明るめのグリーンで赤く縁取りが入る葉も素敵です。

 

他の方の画像を見ると葉はもっと濃いグリーンだったので、もしかしたらまだ葉の色が変わってくるかもしれません。

 

ノヴァーリスのようにスッと上に立ち上がるスマートな樹形であまり幅をとりません。

 

購入先の、花ひろば苗木部さんの基本情報によると、

作出は1984年フランス・メイアン

花は9cmの大輪、剣弁高芯咲きで、微香。

 

今年はあまり梅雨時期の降雨の害が少なかったし、まだ育てて一年も経っていないのでハッキリとは言えませんが、耐病性は割とあると思います。

 

完全開花した姿、わりと花持ちもよく、時間がたつと花弁に赤みがさしてきます。

ほんのりピンク色がかった花がまた可愛らしいです。

耐寒性は普通くらいと書いてあったので、こちらも冬越し時要注意ですね。

 

お次はノックアウトです。

ノックアウトはたくさんの種類があるのですが、ノーマルのノックアウトです。

 

購入時ダブルノックアウトを選ぶか通常のノックアウトを選ぶか悩んだのですが、交配用に「実つき」の良い品種が欲しかったこともあって、通常の一重咲きの方を選びました。

 

お花って、八重咲きになると実の付きが悪くなるものがありまして、我が家の八重咲のハマナスなどは全く実がなりません。

 

ノックアウトはどうなのかわかりませんが、大事を取りました。

 

単純に個人的にバラのシングル咲きも割と好みだというのもありますw

ノックアウトは修景バラに分類されるほど丈夫なバラで、ほとんど病気が出ません。

割と日陰にも強く、毎年我が家の裏庭で次々とシュートを出してよく咲いてくれます。

 

半日陰のような少し薄暗いところだと、この鮮やかなローズレッドが輝いているように見えて、うっとりと見惚れてしまうほどです。

 

実はこのバラの苗を一昨年の母の日に義母にプレゼントしたのですが、ほとんど手入れせずともぐんぐん育ってたくさん花をつけてくれるので、すごく喜ばれました。

 

樹勢もあるので害虫にもわりと強く多少虫がついてもものともしません。

 

我が家では何年か前に一度チュウレンジバチの幼虫に葉っぱを全て丸坊主にされたのですが、残っていた葉柄を取り除いたら新しい葉を展開してすぐに復活してくれました。

 

そういえば、このコもお迎えした当初1~2年は葉の色が薄く、今の我が家のザンブラのように赤く縁取りされたような葉色だったので、育つ環境の変化に慣れれば葉色が変わるかもしれません。

 

次が本日ご紹介する最後のバラになりました。

ノイバラです。

 

こちらも実が欲しくて、台木用に売られていた苗を購入しました。

 

日本のバラの接ぎ木の台木にされるだけあって、非常に樹勢が強く、2年でもう2mちかく伸びました。

 

このコは日本に自生している種だけあって、病気にはとても強いです。

アブラムシは付きますが、この樹勢ですから全く気になりません。

 

ただし、枝にしょっちゅうチュウレンジバチの親がしがみついていますので、気を付けないと産卵され、幼虫に葉っぱを丸坊主にされてしまいます。

 

狭い庭で育てているので、このコには肥料をほとんど与えずに育てています。寒肥すら与えていませんが、それでも毎年大きなシュートが出るので、花が終わった後、適度な大きさに切り詰めてラティスに誘引し、古い枝を取り除いてシュート更新させています。

 

後ろにある白い壁は車庫のカベなのですが、そのうちこの屋根の上にまで誘引してみようかなと計画中です。

 

シンプルな白い小花ですが、穂状になってたくさん咲くので、実は他のバラと比べても見劣りしない存在感があります。

 

葉色も明るく綺麗な緑色なので、半日陰を明るくしてくれますし、じつは観賞用としても優秀だと思っています。

 

今年はローズヒップを取ろうと花穂をシュート一本分取っておいたので、秋の実りが楽しみでもあります。

2023年07月06日