やっと春がきた・・・かな?
お久しぶりです。
3月も後半になって、やっと我が家の庭の雪も解け、春らしい雰囲気になってきました。
実は庭の雪自体は3月に入ってすぐに解けてしまったのですが、寒さがまだ厳しく夜間のマイナス気温が続いていたので、ハラハラしていました。
なぜかというと、雪はすでに解け、土の表面はカラカラなのに、土の中は凍結していて、水をあげたくてもあげられない状況が続いていたからです。
土の内部が冷え切っているので、昼間に水を上げても夜間の寒さで凍結が進んで霜柱となり、植物たちを根っこごと押し上げて浮かせてしまうからなんですね。
さらに今回の冬は私の地域にほぼほぼ全く雪が降らず積雪が遅く、やっと雪が積もったのは1月に入ってからという始末。
例年よりも気温が下がりにくく比較的に暖かかったとはいえ、それでも氷点下、多年草や宿根草に多大なダメージが加わってしまいました。
雪が解けてみれば我が家の庭は悲しい状態になっていたのでした。
昨年植え付けた「リンドウ」は根鉢ごと凍結、霜柱によって押し出されほぼ枯死。
寒さに強いはずのヒューケラも数株、土の上に押し出され、根っこからカラカラに乾いて倒れています。
去年私を楽しませてくれていたエキナセア、ロゼットは見つからず、地上部は完全に枯れてポロポロ崩れ落ちる状態だったので、たぶん復帰は難しいと思われます。
かろうじてコロナリアが復活してくれそうな雰囲気を出しています。
寒さに強い品種と聞いて取り入れたローズマリー・アープも哀れな乾燥ハーブと化していました。
気候的に大体雪が少なく、気温が低く、風も強いこの地域、冬越し出来ないものもいくつか出るだろうと毎年覚悟して春を待ちますが、今年はかなりの被害でショックが大きいです。
しかも去年までに宿根草・多年草は大体揃ったから、今年からはそれらの成長と増殖を見守って、植物購入にかける予算は大幅に削ろうと考えていたのに、さっそく出鼻をくじかれてしまった気分です。
それでもそんな庭で春の喜びを与えてくれるコたちが何種かありました。
美しい純白の花を咲かせてくれるスイセン「ステンレス」が芽吹いていました。
そして去年11月12月の妙な陽気で狂って芽吹いてしまった原種チューリップたち、冬の冷え込みに戻った時に軒並み凍結してしまっていて、これはだめだろうとあきらめていたのですが、なんと無事でした。
ただ、ここには原種チューリップ2品種を混植しており、もしかしたら冬に芽吹いたものはダメになっていて、残ったものが芽吹いている可能性も無きにしも非ずです。
そして毎年この時期に可憐な花をつけてくれるスノードロップが、今年も咲いてくれました。
可愛い。
でも3球あったうちの一つだけしかありませんでした。
あとはだめになってしまったようです。
この寒さ厳しい地域でも雪解けしてすぐに咲いてくれる花は本当に珍しいので、また球根を手に入れたいところですが、冷静に考えると地植えでの管理がわりと面倒なんですよね(^^;)。
春が本格的になってきて雑草がめざめてくると簡単に埋もれてしまうし、雑草を駆除すると小さな小さな球根が一緒に釣れてしまっていなくなってしまう・・・・・・。
なのでスノードロップはたくさんの球根を鉢植えにして楽しむのがいいのかもしれません。
ちなみにスノードロップのまわりでぴょいぴょい伸びているのはチャイブです。
このコは本当に丈夫で助かりますね。
そんな悲喜こもごもの庭ですが、今日やっとまとまった雨も降ってくれて、夜の気温もマイナスにはならないようですし、これから本格的に春が進むにつれて奇跡的な復活をしてくれるコもいるかもしれないので、のんびりと観察していきたいと思いますので、今年もどうぞお付き合いくださいませ。