実生のバラの成長と開花

以前、ついにバラの種を発芽させることに成功したことをご報告させて頂きました。

 

 

鉢上げしてしばらくたったのですが、ついに可愛いつぼみがつきました。

こちらが7月16日時点の様子です。

 

4本発芽して成長し、全てつぼみがでてきそうです。

 

そのうち、発芽が早かった2本のつぼみがかなり膨らんできました。

下の写真がそれぞれのつぼみです。

発芽したのは結局どれも「ファビュラス!」の種のはずですが、片方のつぼみは薄いピンク色です。

「ボニカ’82」の種?だとしたら、ピンク色が薄いです。

 

現代のバラは、長い歴史の中で様々に交配されてきたので、自家結実の種でも親と違うものが育つ可能性があるそうです。

 

ちなみに親のファビュラス!の花はこんな花です。

こちらが開花途中の花。花芯にアイボリーが入る丸弁半八重平咲きで微香の花です。

 

完全に開花した状態、花芯の完全に白くなりました。

 

 

どんな花が咲いてくれるのか楽しみにしながら、待つこと数日・・・

7月19日にどちらも開花してくれました。

 

左がピンクのつぼみの花

右が白いつぼみの花です。

 

どちらも結局ぱっと見は白い花です。

 

左の方は弁先がかなりつんつんしていますし花弁数も少なめです。

ちなみにつぼみの時の薄いピンク色はどこへいってしまったかというと・・・

ここです、弁裏にありました。

薄いピンク色がさらに薄くなって、ほぼ桜色、ちなみにこちらには香りはありません。

 

右の花は親のファビュラス!そっくりですね。

母親譲りの微香もあります。

 

他の苗は小さなつぼみが出てくるには出てきたのですが、どちらも虫にやられてつぼみが無くなってしまいました。来年に期待しましょう。

 

ちなみに種から発芽してその年に開花すると、四季咲きのバラということになり、その年に開花せず、翌年に開花するものはつるばらの可能性があるとどこかで効きました。

 

みんなちゃんと四季咲きのバラのようです。

 

まだまだ20cmにも満たない苗なので、花も本来のポテンシャルを発揮できていないハズなので、翌年、翌々年にどうなるか楽しみなところです。

2023年07月22日