9月の庭②ー鉢バラ編ー
先日はアサガオやヒューケラの様子をご紹介いたしました。
いくらヒューケラの中では日差しに強いヒューケラ・ドルチェシリーズと言えど、真夏の水管理には気を付けなければならないことを体感しました。
このまま無事に復活して大きく育ってくれれば良いのですが・・・。
さて、今回は無事夏を越した鉢植えのバラたちの様子を中心にご紹介したいと思います。
今年は鉢植えのバラをいくつか増やしました。
その中には、病害虫に比較的弱いとネット上で紹介されているものもありました。
実際に育ててみて、夏を越したところで、それらの品種が今どうなっているのか、ご紹介したいと思います。
あ、ちなみに新入りさんではないですが、ちょうど今2番花を開花させた鉢植えのバラの品種がありました。
せっかくなので、先にご紹介します。
こちら、我が家に迎えて鉢植えしてもう3年が経つのかな?
ピンク系や赤系の地色に黄色やクリーム色の絞りが入るのが美しい「グリマルディ」です。
夏がかなり暑かったためなのか、春の開花に比べて花が一回り二回り小さめで、特徴の絞りもあまり目立たない感じです。
地色も淡くサーモンピンクのような色合いになっていて、これはこれで中々可愛らしいです。
さて、今年お迎えし、鉢植えにしている品種が
・ジュリア
・ポートサンライト
・エスプリドゥパリ
・ザンブラ
の4品種です。
以前のスマホを落として壊してしまい、新しいスマホに買い換えてから、まだ写真のコツがつかめておらずちょっとピンボケしていますが、こちらは、「ザンブラ」の様子です。
猛暑が終わり朝晩はだいぶ涼しくなってきましたが、夏ほどではないですが湿度はまだまだあります。
なので、黒星病やうどんこ病に弱い品種はそろそろ葉っぱに症状がでてきてもおかしくない環境です。
「ザンブラ」はお迎えしてから今までこれと言った病気の症状は出ておらず、今もとても美しい葉をしています。
こちらは「エスプリドゥパリ」、ほんの2~3枚程度の葉の一部が焦げたように黒ずんで落ちてしまいましたが、黒星病と言うよりも葉焼けや薬害の影響の様です。
夏の暑い間は作業をしたくなかったのもありますが、定期散布していたの薬液に「ニームオイル」という油を混ぜるため、気温が高い間は定期散布を止めておりました。
ですが、春先に少し薬焼けの症状がでていた葉があり、その葉が夏にさらに焼け焦げたように症状が進んでしまった感じです。
後は多少虫食いがあり、その部分を葉軸ごと一つ二つ取り除いた感じですが、かなり葉の美しさはキープされています。
どちらも「元気!元気~(^▽^)」
春先のお迎え当初、かるい黒星病の症状が出ていて、下葉を何枚か取り除いていた「ジュリア」ですが、いまは抵抗がついた?のか、葉っぱがとても綺麗な状態でかなり元気です。
暑いさなかに春先よりも一回りほど小さいけれど花の形は美しい2番花も咲かせてくれていました。
9月に入ってからは定期的に雨やにわか雨が降ってきたりしていますので、要観察というところです。
黒星病やアブラムシって、私のいままでの経験からですと、真夏よりも若干暑さが落ち着いて涼しくなってきたころに、活性化するイメージがあるので、これからどうなっていくのかよく観察しなければなりません。
ちなみに鉢植えではなく、地植えのバラですが、我が家の黒星病罹患ナンバーワンの「ファビュラス」は9月に入ってすぐに葉に黒いシミが大量に現れて、次々と葉っぱを落としています。
とはいえ、去年や一昨年よりも葉の落ちるスピードというか、症状の進むスピードが遅いような気がします。
単純に今年の気候の問題なのか、バラ自体に少しずつ抵抗力がついてきたのかはわかりません。
そもそも植物って、動物のように病害虫への免疫ってつくのかしら?
ちょっとネットで検索してみたら、「病害抵抗性」という免疫システムが植物にはあるという研究結果がらしいので、年々病害虫に強くなるということも起こりうるのかもしれませんね。
さて、新入り鉢植えバラの最後は「ポートサンライト」です。
こちらがポートサンライトの葉っぱ。
正直あまり綺麗な状態ではありませんね。
黒星やうどんこ病のような症状はいままで出ていないんですが、気温が上がるにつれ葉色が悪くなるものがでてきて、それが全体に移行した状態です。
葉のかすれ具合から「ハダニ」が付いたようにも思えますが、ハダニです隣り合っている他のバラたちにも影響が出るでしょうし、ここまで全体的に影響が出ているなら「ハダニ」のクモの巣や糸どこかにありそうなものです。
しかもハダニならここまで色があせる前に、とっくに葉っぱがパラパラと落ちておかしくないような状況ですが、今まで一枚の葉っぱも落ちてはいません。
う~んなんだろう?
日差しに弱い種類の植物ならば単純に「葉焼け」と言えそうですが、バラってそもそもお日様大好きなはず・・・現に同じ場所に置いてあるバラには葉焼け(薬害のぞく)はまったく起きていません。
これももしかしたら春に行っていた薬剤定期散布の影響による薬での「葉焼け」なのかもしれません。
こうしてみると「ポートサンライト」と「エスプリドゥパリ」は薬剤の影響を受けやすいのかもしれません。
もちろん使う薬剤の種類との相性もあるんでしょうけれどね。
来年はこのコ達への薬剤散布本当に涼しい時期にだけ、気持ち薄めの水溶液をかけていくか、薬剤を散布するよりもニームケーキなどを定期的に株元に埋め込んであげる方法をとった方が良いのかもしれません。
秋は春に次いで四季咲きバラの見ごろと言われる季節ですが、私は秋バラに向けての剪定などをとくにしなていないので、これからどのバラが咲いてくれてどんな花を見せてくれるのか楽しみなところです。