鉢バラの春支度
先週、冬越しさせていた鉢バラの冬着を取り外しました。
↑冬着状態の鉢バラ・鉢をプチプチで多い、全体を根巻きロールで包んでいました。
雪が解け始めてから、日中は割と暖かい日が続いたので水枯れなんかしてないかな?
と不安に思いながらも、夜間早朝がまだまだ冷え込んでくるし、
去年なごり雪が降る前に鉢だしして植え替えしたら、その雪であっという間に冷害でやられてしまった品種があったので、ヤキモキしながら待っていました。
4月の頭になごり雪が降り積もって全てとけたので、満を持して鉢バラたちを解禁しました。
いざ解いてみると心配していた水切れはなく芽もまだ固いままでしたので、まずひと安心です。
↑根巻きロールをとったところ。
ここから土の交換をかねて植え替えします。
鉢バラの植え替えは株がある程度成長していてある程度鉢も大きければ、二年に一回くらいでもよいらしいです。なので昨シーズン植えかえたこのコたちは植え替えしなくても良いんですが・・・。
去年我が家では、地植え・鉢植えともに黒星病が蔓延してしまい、その弱ったところにつけこんでカイガラムシも生息範囲を広げ始めていたので、いったん鉢土を入れ替えてキレイにしてしまおうという魂胆です。鉢植えはこれが気軽にできるのが良いところですね。
土はまだバラ用の土を使っています。自分で配合するほうがコスパが良いのでしょうが、今回は4鉢しかないので土の配合の挑戦は来年以降にします。
実は鉢バラ、去年の時点では6鉢あったのですが、そのうち品種のわからなかったミニバラ2鉢を処分しました。真っ先に黒星に感染し、他の鉢に被害を広げていたのがそのコらだったからです。
冬越しさせるまでもなく相当弱っていたので、そのまま見送ることにしたのでした。
とあるバラ愛好家の方が「品種のわからないミニバラは買わない方がよい」とブログで書いていた理由がよくわかりました。
おっと、ついでにに枝の剪定もします。我が家では冬越し前には剪定しません。バラは寒くなると葉から枝に栄養を移して枝が凍結しにくいように糖分を蓄えます。枝が赤っぽく変色するのはそのしるしです。赤くならない品種もありますが、経験上、枝が赤くなる品種よりも耐寒性は弱いようです。
そんな枝を冬越し前にを落としてしまうのはもったいない。
というのが私の考えです。
その他の理由としては、平均積雪が遅く冬の気温がかなり下がる地域なので、どうしてもどこかしらの枝に冷害が出てしまうので、春先のまだ芽も根も動いていなさそうな時に一緒に刈り込んでしまうほうが手間がかからないというものです。
今回の剪定は、先ほども言いましたように、昨年、カイガラムシと黒星の被害がでてしまったこともあって、通気性を大幅に上げるため、かなり刈り込みました。
地表に近い枝は太くてもカット。
地表に近い枝は薬剤がかけにくく通気も悪いため、切ってみると陰になっているところにカイガラムシがしっかりしがみついていたりします。
閲覧注意物件になってしまうのでその写真は控えますw
通気性を妨げるような内向きの枝もカットしていきます。
剪定に慣れていないと枝を切るのが可哀想に思ってしまい、なかなか切れないという方がいらっしゃいます。そんな方は最初から大きな枝を切るのは勇気がいるでしょうから細い弱い枝を少しずつ切っておくのをオススメします。
そのうち慣れてきて大胆になってきます。枝が整理されていくにつれて、ああこの枝は放っておくとバラに良くないな・・・と見えてくるようになってきます。時間はかかりますが慣れてくれば剪定上手になれると思います。
下の写真が剪定済みの鉢バラ。
もう大幅にカットしすぎて、まるで出荷されたばかりのバラ苗のようですw
いつもきちんと予防薬剤とか散布されてる方はここまでカットする必要ないのかなと思いますw
我が家の場合、家にも子供がいるし、若い夫婦が多い住宅地なので小さい子供も多い、できるだけ薬剤と余計な手間掛けたくない。そして、花数が多いに越したことは無いですが、それよりもできるだけ自然に近い状態で丈夫に育てたいというのが優先です。
4鉢すべて作業完了しました。肥料はバラ用土にもともと配合されている原肥のみです。たっぷり水を上げて写真撮影。14時過ぎに作業を初めたのでもう薄暗くなってしまいました。
今年も生育が楽しみです。元気に育ってね。
ちなみに水が満タンの時の鉢の重さを大体覚えて置くと水やりが必要かどうかの基準にできます。
基本的に「表面が乾いたら鉢底から水が流れるだすまで潅水します。」
と専門書には書いていありますが、用土によっては水はけがよすぎたり、強い日差しで表面だけ乾いて水をはじいてしまったりで、中までしっかり水が入ってなくて表面だけ濡れている時もあります。根の生育が良すぎて根廻りしていたりすると割と水を入れたつもりでも出ていく分の方が多かったり・・・重さで覚えておくとしっかり潅水できたか否かの判断がつけやすく失敗しにくいです。