ヤマアジサイ「紅」の記録
バラの開花も盛りを過ぎ落ち着きました。
我が家の裏庭では、オリエンタルリリーが開花し始めました。
ド派手で巨大なカサブランカたちの斜め向かい、ひっそりと佇むヤマアジサイ「紅」。
今日はそんなヤマアジサイ紅の成長記録をご紹介させて頂こうと思います。
去年の春頃新苗で2株購入したヤマアジサイ紅は、ものすごく小さくて、枝がそのへんの雑草よりも細くて、まぁ儚げな姿でした。
半日陰でも良いけれど、できれば日向で・・・なんて説明のとおりにわりと日当たりのよい場所に植えてしまったアジサイたち。
植え付け直後の写真がこちらです。
赤アジサイの培養土の水はけが想像以上に良く、夏場、水が一日もたずに乾いてしまうというトラブルもありましたが、腐葉土とバークたい肥を混合した土を敷き詰め、なんとか乗り越えることが出来ました。
ですが、去年の大雪、これはもう越冬は諦めるしかないのかな?と思っていましたが、一株生き残ってくれました。
足元にグラウンドカバーとして植えたアジュガや、周囲の雑草の助けを受けながら、じわじわと成長し、つぼみを付け始めました。
でもアジュガの背丈では日差しを避けきれず、葉焼けしてしまっています。
そこに救世主があらわれました。
・・・というか、待機してくれていました。
画像の左下あたり、あきらかにアジサイとは違う、切れ込みのある葉が見えています。
よく見る雑草とも違うようです。
なんだかわかりますか?
私も最初わからなくて、雑草ではないかと思い、大きい株を一つ抜いてしまったんですが、あらためて思い直し小さい株が何に成長するか観察していたんです。
アジサイのつぼみが展開してきたころ、その正体がつかめてきました。
大きくうなだれる産毛だらけのつぼみを持つ植物がアジサイに覆いかぶさり、日よけとなってくれています。
それは去年、「ガーデン用ミックス種」に入っていた種の一種、「ポピー(シャーレーポピーもしくはひなげし)」でした。
コンクリートブロックで囲まれている部分のこぼれだねはコンパクトに育っているのですが、このアジサイ周りの土が気に入った&ポピーには日当たりが少なく間延びしたようで草丈1m近くに育ったものもあります。
花はこちら。
やっぱり赤い花が強いようで、濃いオレンジ色の花を持つ株が一本ある他は、みんな赤花です。
このコがヤマアジサイをずっと日差しから守ってくれていたんです。
花も愛らしいですが、それ以上に愛着が湧いてしまいました。
装飾花がだいぶ展開してきた頃の様子。
でも色は「紅」の面影もありません。
あれ~?土の水持ちをよくしようとあれこれたい肥やら腐葉土やらを入れたり、敷き詰めたりしている内に土のペーハー値が変わってしまって色がつかなくなってしまったのかしら?
※酸性だと青、アルカリ性だと赤やピンクにちかづくらしいです。
アジサイに関してはまだ全然知識と経験がないので、うろたえつつ観察日記は次回に続きます。