今年もバラの種蒔きにチャレンジ!

今年もバラの種蒔きにチャレンジしたいと思います。

 

去年と今年の天候の悪さからバラたちが黒星病にかかってしまったので、今年の春はバラ株たちの体力温存のために特に交配をしていませんでした。

 

花が咲き終わるごとに花切りをしていたのですが、ちらほら取り残しがあって実がついていたものがありました。

 

せっかくなのでそのままローズヒップを残し様子を見ていたのですが、無事に果実が熟したので収穫、種を出してみるとこんな感じでした。

 

ファビュラス!とボニカ’82、ノックアウトに一つずつ実っていた果実、ボニカの果実がちょっと小さいくらいで、のこり二つのローズヒップはビー玉くらいのサイズだったのですが、種の数が全然違いますね。

 

バラは母親(実をつける方の株)によって種の数が違うのが面白いところです。

 

自然に交配されていたので、父親の品種はどれも不明です。

 

私の住む地域は春もかなり寒いので、見た目からしてミツバチよりも寒さに強そうなもふもふのマルハナバチが主な受粉役です。

 

マルハナバチは見てると面白くて、あまりあちこちの花にいくことがありません。

 

たとえばバラとたんぽぽが近くでたくさん咲いているとして、バラとたんぽぽの間をちょろちょろするのではなく、バラならバラだけ、たんぽぽならたんぽぽだけの蜜を集めます。

 

人間で言えばバラ係とかイチゴ係とかそれぞれあってぶんぶん頑張ってくれているので可愛いんです。

 

ですから品種間で交配という可能性は少なく、たぶんこの子たちは自家受粉じゃないかな~?と思われます。

 

目当てのオリジナルバラが生まれてくる可能性は低いですが、せっかくの貴重なバラの種、無駄にしません。

 

3年バラの種蒔きに挑戦していますが、まだ一度も成功していないんです。

 

まずこの壁を乗り越えなければオリジナルバラを育てることは夢のまた夢です。

 

去年は層積処理?をして春まで冷蔵庫で保管していたのですが、保管中にカビが生えてしまいました。

 

その後よく洗ってバーミキュライトとピート板に植え付けたのですが、あっと言う間にカビに覆われて発芽することなく終わりました。

 

なので今年はすぐに種を蒔いて、春まで越冬してもらおうと思います。

 

ただ一個一個小さな鉢に植えるとすぐ土が凍り付いてしまうのでどうしたものかと悩んでいると、いいものが見つかりました。

 

うちの息子がミカンにハマってしまい、家にたくさんたまってしまったミカンの入れ物。

 

これ、丈夫の蓋の部分の深さが7~8cmあり、穴が8つほど空いていて、ひっくり返して使えば植木鉢にぴったりです。

 

もともと底になっていた部分をフタにすれば育苗ドームに早変わり、色々な種蒔きに充分使えます。

 

ミックスベビーリーフくらいならこれで充分育てられるし、底ブタを活用すれば害虫対策もばっちりです。

 

このやや硬く大き目のプラスチック容器、ゴミとしてに捨てるにはかさばるしなんだか勿体ないしで悩んでいましたが、植木鉢、ミニミニ育苗ハウスとして使えると気づいてしまったら、途端に邪魔者からお宝に見えてきました。

 

我ながら現金なものですw

 

さっそくこれにバラの種を植え付けていきたいと思います。

今回もさし芽種まきようの土を使います。

 

やはり肥料が入っている土はカビが生えるのが早くて、発芽率が低く発芽まで長い期間を必要とするバラには不向きだと判断しました。

 

ミカン容器のをひっくり返してフタ部分を植え鉢にして土を入れていきます。

 

そして土に水をかけしっかりと水を含ませます。

 

さし芽種まき用の土やバーミキュライトは最初水をはじきやすく中々水を含んでくれないので念入りに水を含ませます。

 

透明なので見た目からも水を含んでいるかどうか見やすくてその点でも良いです。

 

用土に水がしっかり染みこませたのち、植え穴をその辺にあったエンピツであけて種を入れ、周りの土を寄せて土を被せて少し押さえます。

植え終わりにどこに何の種を植えたかわからなくならないようにタグを貼りつけました。

 

あとは防寒です。

 

ちょうど5~6年着込んでボロボロになって捨てるところだったダウンコートがあったので、植えばちの下に広告チラシを敷き、ダウンコートに包んでみました。

 

さらにその鉢をアイスコーヒーのペットボトルの箱に詰め込みます。

これもちょうどぴったりでした。

 

この状態で寒さに充てるため、車庫に詰め込みます。

 

数日前に車庫に入れていた余った培養土やら腐葉土やらがガッチガチに凍ってしまっていたので、これでも凍結は免れないかもしれません(ーー;)。

 

ですが今はこれ以上の方法が見つからないので、これでいくしかありません。

 

ぎりぎりカビが生えず、ぎりぎり凍らず、ぎりぎり種が乾燥せずに寒さにあたって、春に発芽できる環境・・・・・・試行錯誤していくしかありません。

 

どうか神様、こんどこそ成功しますように(ー人ー)。

 

 

 

2022年12月14日