念願のバラの種の発芽と、バラ ポートサンライトの開花

私はバラが好きで、いつかはオリジナルのバラを作りだしたいと、3年ほど前からバラの交配に着手してきました。

 

ですが知識や経験不足で、交配自体がうまくいかなかったり、せっかく交配出来て種が出来たとしても、なかなかうまく発芽させることができず、失敗続きでした。

 

過去の記事です。この以前のシーズンはバラの交配自体に失敗、交配は成功しても実が熟成前に落ちてしまい種が取れず・・・でした。

 

野生のハマナスの種を取ってきて蒔いてみたりもしたのですが、ハマナスの種自体の発芽率がバラの中でも激低(そのためハマナスは基本株分けで増やすそうです)、しかも知識がなく冷凍保存していたので、見た目には変化が無かったものの内部的にダメになっていたようで、半年待とうが一年待とうが発芽したのは飛んできたタンポポの種のみとなりました。

 

 

さらに昨年などは天候不良によって、ほぼすべてのバラに黒星病が発生し、交配自体を諦め、たまたま花から摘みを免れ実を結んだローズヒップを2つ発見し、冬を待たず、冷蔵庫で保管する低温熟成や休眠打破などの処理をせずに、種蒔きして他の鉢バラたちと同じように冬越しさせました。

まったく変化もないまま4月も過ぎて・・・5月に入ったころ変化が現れました。

 

可愛い双葉が一本ぴょいっと顔を出してきました。

 

その双葉を見たときは、もう喜びで踊りだ・・・・・・すようなことは全くなくて、また飛んできた雑草の種が発芽しただけではなかろうかと疑っていました。

 

正直バラの双葉なんて見たことがありません。

 

この何の変哲もないまるで定型のような双葉がバラの双葉だと誰が思うでしょう?

 

しばらくじっと静観すること1~2週間、何の変化もありません。

 

雑草の双葉にしては成長が遅いな、それならこれはどこかから運ばれてきた樹木類の種か?

 

と穿ってみているうちに新芽が2つほど増えました。

 

このへんから私の気持ちが盛り上がってきますw

 

「これは本当にもしかするともしかするかもしれん(ー▽ー)」

 

今6/11現在の様子がこちらです。

結局4つ発芽しました。

 

この可愛い本葉を見る限りバラでたぶん間違いなさそうです。

 

特に手前の最初に発芽したコはちゃんと3枚複葉になっています。

 

種を植え付けたときにつけたメモははがれてしまい、水やりの際の水流が強かったのもあって、どの種からの発芽か確信は持てませんが、以前の種蒔きの時写真から推測するに「ファビュラス!」の子供たちではないかと思います。

 

いや~うれしい。

 

オリジナルバラ育成、とりあえず第二のカベ突破です。

 

このまま無事にすくすくと成長してほしいものです。

 

すでにオリジナルのバラ作りに取り組んでいるブログ先輩諸氏の記事では、発芽したコたち全てに情が移ってしまって捨てられなくなり、増えすぎてしまいうれしい悲鳴をあげている状態の方もいらっしゃるようです。

 

確かに、これだけ苦労すると情が移ってしまうというのもうなずける気がします。

 

場面は移って・・・

 

我が家の成熟したバラたちに目を向けます。

 

今年はまだ葉っぱがピカピカふさふさで美しいです。

 

気温の低さのせいか、品種特性のせいかある程度開ききっているのにまだ赤みの残っている葉っぱをたくさん持っているコもいます。

 

最近はだいぶつぼみも出てきて膨らんできました。

 

そんな中、すでに開花したコがいます。

 

今年お迎えしたバラの一つ「ポートサンライト」、デビッドオースチンのバラです。

 

このコはお迎えした当初くらいからすでに小さなつぼみを持っていました。

 

つぼみがほころんできたところ、開花途中のバラの姿も好きです。

 

開花したポートサンライト、少し寒さに当たったため、外側の弁端に赤みが入っていますが、それもまた一興です。

 

ネットの基本情報を見るに・・・

 

イングリッシュローズ ポートサンライト

デビッドオースチンのバラ。

アプリコット色の、中輪クオーターロゼット咲きで、濃厚なティー香のバラ。

 

もともとロゼット咲きはあまり好みではなかったのですが、クオーターロゼットやボタンアイは美しいなと感じ始めて、取り入れてみました。

 

中輪としては8cmとやや大き目ですが、わりと花首が強くまっすぐ上に向いて咲いてくれるんですね。

 

今回は思ったより外側の退色が進まぬままに散ってしまい、美しいグラデーションを楽しめませんでしたが、2番花3番花に期待です。

2023年06月11日